ギャップ彼女 2
私は怜奈の嬉しそうな顔に何も言えなかった。
ここで、悠斗が好きなんて言えるはずもないんだ。



ズキズキする胸の痛みを押さえ、ただ彼女の言葉に適当に相槌をうっていただけ。



そんな時、怜奈の携帯が鳴ったようでバックから携帯を取り出していて、



「ちょっと席外すわね?」



と、店の外まで電話をしに行く彼女




ホッと胸をなでおろし、私は再びチョコパフェを食べようとしたのだが…




…最悪…





アイスが溶けかけていたんだ。
軽く溜息をこぼしながらも、スプーンを進めた





怜奈が戻って来る前に早く食べないと…




これ以上溶けたら、たまったもんじゃない。





パクパクとかなりの早食いだったと思う。






『…った』





急いで食べたせいで、頭がキーンとなってしまって…




パフェの早食いで頭を抱える私は、もはや情けない姿に見えるだろう。
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