ギャップ彼女 2
蓮が出て行ったドアを見つめながら、ため息をひとつこぼしたのは悠斗。
私に視線を向け、口を開いた



「朝早くに来て、ごめんな。みんな、リンに早く会いたがってたからな。」




病室にある時計を見ると朝の6時だった。まぁ、いつもこの時間には起きているから、気にならない。


こんなに早くにお見舞いに来てくれるなんて…
本当に私のことを心配してくれていたのだと感じた。





『ううん。ありがとう』








―――温かい




みんなの優しさに触れ、心が温かくなった。

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