ギャップ彼女 2
『見て、伊吹!?綺麗だよ!』
「本当だ。」
『でも、ちょっと怖いね…落ちないよね?』
「ハハ〜大丈夫だよ!」
最後の締めは、観覧車に乗った。
結局夜までいた私達。今は、観覧車から見る夜景を楽しんでいる。
でも、やっぱりゆっくりと高い所に登っていくのは怖いと感じていた。まぁ、窓越しなので幾分マシだが。
「リン、あのさ…」
そんな時、伊吹が口を開いた。
『…ん?』
伊吹の方を見れば、何故か真剣な顔をした伊吹が私を見つめていた。
「好きな人っている?」
『…え…』
そんな事聞かれ戸惑った。
はっきりいって恋話は苦手なんだ。
だって友達とそんな話をした事がないし(あぁ、一回だけ朱里に聞かれた事あったな…)恋愛経験もほとんどない。