ギャップ彼女 2
私達のそばまでやってきた、目の前の人物に驚いた。


ヤバッ、同じ学校の人だったの?!私はバレてはいけないと思い、咄嗟に視線を横に逸らした



だって…








常連の男の子だったんだ。
あのチョコレートパフェの彼。




「これ昨日言ってたDVD」

「サンキュ」

「なぁ、慎士からも、伊吹に凛音ちゃんの素晴らしさ教えてやってくれよ」



『…っ!?』



い、いま、なんと!?
思わず、伊吹の方を見た。するとパチリと視線が絡み合った。



伊吹も、困惑している様子。


「……。」



私と伊吹は、苦笑いのまま見つめあった。
そんな事おかまいなしの慎士くんは、二カッと笑い「いいぜ」と話し始めた。
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