ギャップ彼女 2
「凛音ちゃんは、かなり可愛いぜ。マジ最高!笑った顔なんて超~可愛いんだ!!もう、俺にとってのエンジェルだね。癒しだね。
あー!凛音ちゃんの話してたら逢いたくなったー!!凛音ちゃーーん!?」
……は?
エ…ンジェ…ル…?
……あたしが?
『……。』
んな、アホな。
「な?伊吹、言ったろ?マジ可愛いんだよ。伊吹も一度見たら、凛音ちゃんの虜になるぜ!」
興奮して話す慎士くんに、海斗が伊吹に同意をもとめていた。
「…今度行ってみるよ」
伊吹は、相変わらず苦笑いだ。
伊吹…無理させてゴメン。
そうだよ…私がエンジェルなわけない。
ったく、エンジェルに失礼だよ…。
きっと、海斗も慎士くんも目がおかしいに違いない。