貴方の背中【短編】
「おっ、丁度良い所に有川が!!」




「私が何?」




「これ焼却炉に捨ててきて」





クラスの男子の河内が笑いながらゴミ箱を私に差し出す。





「ったくもぉー!!仕方ないなー」





私はプクーと頬を膨らませながら、ゴミ箱を受け取った。





私は頼まれると断れないタイプなのだ。




「わりぃー!!サンキューな」





そう言って河内は走り去った。




もぉー・・・




まっいっか!!
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