偽りの婚約者
そんなこんなで学校の授業は終わり…
「ねえ、羽花。寄り道…というかどっか寄っていかない?あー、予定あるなら別にいいけど…」
「なんもないし…いいよ〜、あ、お金持ってくるの忘れた!」
「ドジだな〜羽花は。ここは由佳様が貸してやろう…利子付きで」
えっへんって仁王立ちしてるけど…
「おごってくれるわけじゃないんだね…ていうか利子付きかい!」
「そりゃねえ…」
由佳は当然当然と一人頷いてる
「はぁ…、んーじゃあ明日行こう?」
「なんだ残念折角お小遣い増えると思ったのに」
「利子あるもん、やだよー」
「ま、いっか。帰ろ」
「うん!」