私の初恋
彼氏探し
休み時間
私と里香は、彼氏を見つけるために、イケメン探しをしている…。
というかイケメンって…完璧、里香の理想の人じゃん…
‥っていうか、校内をひたすら歩いているだけなんだけど~…。
「里香~…こんなので見つかるの?」
絶対見つからないと思いながらも渋々歩いている私…
「分かんないけど、行動あるのみでしょ?」
「でもさ~…」
「彼氏欲しくないの?」
「欲しいか欲しく無いかって言ったら、欲しいけど…」
「何してるの?」
『え?…』
いきなり声をかけられてびっくりしてしまった…。
何か嘘を付かなきゃ…
「まだどこに教室があるとか良く分からないので、校内を見回ってるんです…」
これなら怪しまれないかな…
それにしても、先輩だよね…
カッコイイ人…
「そうなんだ…
違ったら悪いんだけど、もしかして君って1年生で凄い噂になってるって子?」
「そうですよ!」
「ちょっと…」
「良いじゃん別に…知られてるんだし…」
「可愛いね!」
「ありがとうございます。」
そういえば…
「あの、何で知ってるんですか?」
「あ…
実は、俺弟がいて、今1年なの。弟が超可愛いって言ってたから会ってみたいなって思ってたら、3年の教室の階にいたから、声かけてみようと思ってね!」
「そうだったんですか…
あの…その…」
「ん?」
「弟さんは何組なんですか?」
「2組だったかな…
名前は、小林 陸人…
ちなみに俺は、小林 海人
3年1組だよ!
何かあったらよろしくね!」
「はい!あ…
私は、宮下 沙希です!
えっと…1年3組です!」
「私は沙希の友達の、松本 里香です!同じクラスです!」
「よろしくね!」
「よろしくお願いします!」
「あの、海人先輩って呼んで良いですか?」
「良いよ!それじゃあ、またね!」
「はい!」
そういって、海人先輩は走って行ってしまった…。
カッコイイ…
ん?何だろう…この気持ち…
「海人先輩カッコイイね!
彼女いるのかな?
…沙希?」
「ヤバイ…
私海人先輩のこと…好きかも…」
「マジで?良かったじゃん!
2組の小林君の所行ってみる?」
「行ってみよっか!」
そうして私たちは、2組にいるという小林君の所に行くことにした。