私の初恋
昼休み…海人先輩の教室に行った。
「すいません…海人先輩いますか?」
「海人………小林?」
「はい……」
「ちょっと待ってね…」
海人先輩を呼びに行ってくれた。
「沙希ちゃん!」
「海人先輩!」
「すいません呼び出しちゃって…」
「ううん…で…何か用?」
「あの…私…」
「ん?」
「初めて会ったときに、一目惚れして、…
なので、先輩の事、好きです!
よかったら、付き合ってください!お願いします!」
言えた…
先輩……………
「ごめん…」
え…
「嬉しくて…何て言って良いか分からない…」
「じゃあ…」
「僕からもお願いします!」
や………やった~!!
「良かった…
私ずっと先輩、彼女いると思ってたから…」
「そうだったんだ~…
あ!アドレス教えて!
今日から彼氏と彼女だから!」
「あっ!はい!」
アドレスを交換して少し話した。
「家ってどこ?」
私は最寄りの駅を言った。
「結構僕の最寄り駅と近いね!」
先輩の最寄り駅は、私の最寄り駅と3駅離れた所で結構近かった。
「今日さ、一緒に帰らない?」
「え…良いんですか?」
「もちろん!じゃあ、放課後教室に迎えに行くから待っててね!」
「はい!」
先輩は教室に戻って行った。
すると後ろから…
「沙希~!
良かったじゃん!おめでとう!」
「ありがとう!」
「今日一緒に帰るんでしょ?」
「え…何で知って…」
「バッチリ聞いてたもん(笑)」
「ごめん今日は一緒に帰れない…」
「大丈夫だよ!私一緒に帰る人いるから!」
「え?」
「私ね…」
「…」
「陸人君と付き合うようになったの!」
「そうなんだ~…
って……え~~~~~!!!!!」
「マジ?!」
「うん、マジ!」
「良かったじゃん!陸人君カッコイイって言ってたし…」
「陸人君ね、
私の事、沙希の次に好きだったんだって…海人先輩が沙希に行ったからって言って付き合ってって言われたの!」
「でも良かったね!」
「うん!これでダブルデートが出来る!」
「海人先輩怒るかな?」
「海人先輩より、陸人君のほうがやだっていいそう」
「あ~…まぁ、そこは何とかするよ!
じゃあ、日曜日空けといてよ?」
「分かった!」
「じゃあ明日ね!」