また会える日まで。
「お前…ほんとにそんな食うのかよ」
呆れたような幼なじみ…高城宏斗の声は無視して、目の前のカラフルなアイスを堪能する。
「大体、写真売ったくらいでそんな怒るなよ」
「はぁ?バカじゃないの?盗撮とかほんと今度やったら警察通報するからね」
「お前の写真は高くつくの!ふつーに10枚で俺のバイトの日給いくんだからな」
そんな言い訳通用するかっての。
「売られるあたしの身にもなってよ」
チョコレートアイスを頬張りながら、ヒロくんを睨みつける。
すると、彼は少し申し訳なさそうな顔をしてアイスコーヒーに視線を落とした。