また会える日まで。

「つかお前見られてんな」


何気ない会話を続けていると、ふとヒロくんが切り出した。


「ん?」


そう言われて周りを見ると、店内の客のほとんどがあたしを見ていた。


いや、客っていっても主に男。ほとんど男。



「まぁあたしが可愛いからね」


別に自惚れている訳じゃないし、ぶりっ子してるつもりもない。


ただ純粋に、あたしは周りよりずば抜けて可愛いんだ。

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