Shining Moon&Star's 完結
「卒業後の進路は、就職で良いの?」


あたしは、徹平に聞く。


「あぁ」

「わかった。今回は、特別にこれで終わる。でも日を改めて、三者面談はやるから」


あたしは徹平に言う。


「結局、三者面談やんのかよ。それじゃ、特別もクソもねぇじゃねぇか」

「何?文句あんの?なら、今から、親御さんのこと呼ぶけど」

「わかった、わかった」


あたしの言葉に、徹平がめんどくさそうに答える。


「就職だからって、勉強サボらないでよ!冬休みも、一緒なんて嫌だからね」

「はいは~い」


ちゃんとわかっているんだか、わかっていないだか、わからないような返事をし、徹平は教室を後にした。

< 118 / 295 >

この作品をシェア

pagetop