Shining Moon&Star's 完結
「昨日、サク先がうちに来てたんだよ」


そんなあたしに、凜くんが言う。


「そうそう。それで、いつものように朝まで呑んでて、帰り際にサクから聞いたの!だから凜も休みだから、ついでに雫月の仕事ぶりでも見に行こうかと思って」


あたしの仕事ぶりって、、、


「今日来ても、仕事って言う仕事ないんだけど」

「文化祭の時の教師の仕事なんて、見回りだもんな」


流石、ここの卒業生の凜くん。


「そう。何も起こらないことを、願うのが仕事です」

「「何も」って、何が起こるのよ」


あたしの言葉に、遥が聞き返す。


「他校の生徒が来る文化祭は、いつもどこかしらで、喧嘩が起きるんだよ」

「凜くん。いつもって、、、」


凜くんの言葉に、あたしは苦笑いをする。

< 151 / 295 >

この作品をシェア

pagetop