Shining Moon&Star's 完結
あたしの口から大きなため息が零れ落ちる。


「君ら、あたしの言葉覚えてる?」

「喧嘩はするなって言われたけど、喧嘩を買うなとは言われてねぇよ?」


総、そういうのを屁理屈って、言うんだよ!


「何ごちゃごちゃ、言ってんだよ!」


さっきから意味のわからないこと言ってる、他校の生徒たちには言われたくないんだけど!


「喧嘩は、させない」


あたしは彼らに向かって言い、他校の生徒たちと向き合う。


「君らも喧嘩したいなら、他のところでやって」

「それ、俺らに言ってんの?」


そう言い、下品な笑いを零す。


「若いね〜。でも喧嘩売る相手、間違えちゃダメだよ」


フッと、小バカにしたような遥が言う。

< 155 / 295 >

この作品をシェア

pagetop