Shining Moon&Star's 完結
「何、改まってんのよ。バカ」


そう言う遥と、あたしは笑い合った。


って、今はこんなことをしている場合じゃない。


ふと、我に帰る。


パンパンッと、あたしは手を叩く。


「みんな、自分たちの持ち場に戻って!」


そう、生徒たちのことを誘導する。


「君らも、まだ交代の時間じゃないでしょ」


彼ら5人から文句が零れるが、あたしは気を止めることなく、教室へと連れて行った。


教室に着いても、彼らはグチグチと愚痴を溢す。


「折角、星夜さんや凛太郎さんに始めて会ったのにな~」

「今、やらなきゃいけないことがあるでしょ!翔平」


あたしは、翔平に言う。

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