Shining Moon&Star's 完結
だからあたしは、ここに、、、


星夜の隣に居る、と、でも言うように、星夜の手をキツク握り返した。


「学校になんて、本当は、、、来たくなかった」


それは、今の星夜の素直な気持ちなんだろう。


「響月のことを、思い出すから?」


そんな星夜に、あたしは聞く。


「、、、あぁ」


、、、やっぱり。


星夜とまた一緒に居るようになって、、、


薄々、星夜の気持ちには気付いていた。


星夜は、響月のことを思い出すのが、辛いって、、、


いつだって、響月の話をする時。


星夜は、辛そうな顔をする。


見ているこっちが、苦しくなるような、、、


そんな顔を、するんだ。

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