Shining Moon&Star's 完結
「違うよ、暁夜。あたしはただ、嫌なの。もう誰にも、傷ついて欲しくないの」


星夜にも、暁夜にも、、、


暁夜の言う通りにして、星夜と一緒に居れたとしても、、、


あたし達は、幸せになんかなれない。


むしろ、背負うモノが増えるだけ、、、


「暁夜だって、、、わかるでしょ?死んだ人間や傷を負った人間より、、、残された人間や何も出来なかった人間の方が、、、辛くて、苦しいって」


暁夜に何かあったら、、、


星夜は自分のことを、責め続ける。


星夜が、あんなのことをした時。


何も出来なかった自分を、暁夜が責めたように、、、


「わかって、暁夜?あたしは、、、自分が傷つくより、大事な人に傷ついて欲しくないの」

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