Shining Moon&Star's 完結
星夜と有紗の間には、何かあることも知ってる。


有紗の弱さと、星夜の性格的なモノが関係してることも知ってる。


「俺は、有紗やこいつの為だけに言ってんじゃねぇ。俺は、、、兄貴の為にも、言ってんだよ!決めたんだろ?雫月の手を離さねぇって、、、なら、1人で何とかしようとするな」


暁夜の言葉に、星夜は1度あたしのことを見る。


「わかったよ」


星夜は、そう言うと、暁夜の腕を振りほどく。


「約束も守るし、雫月のことをお前になんか渡すかよ」


暁夜に向って、真剣な目で言う。


そして、星夜はあたしの腕を引く。


あたしは星夜に引きずられるように、部屋を出る。


その時、、、


「雫月」


そう、暁夜から名前を呼ばれ、振り返る。


「兄貴のこと、、、頼む」


その暁夜の言葉に、あたしは頷き、部屋を後にした。

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