Shining Moon＆Star's 完結

「、、、そっか。なら、今のお前に何度、俺の気持ちを伝えたところで、届かねぇわけ、だ」

「ちゃんと、届いてる。ただ、、、あたしが暁夜を、選べないだけ」

「バカな、女」


暁夜は、フッと笑う。


本当に、自分でも思うよ。


あたしは、、、大バカだって、、、


目の前に、幸せがあると言うのに、、、


その幸せに手を伸ばさないで、自分から傷つくような道を歩こうとしてるんだから、、、


あたしも暁夜と同じように、小さな笑みを溢す。


「きっと暁夜の彼女になる子は、幸せになれるんだろうね」

「少なくともお前よりは、幸せにしてやるよ」


そう、あたしに対して当て付けのように言う。