Shining Moon&Star's 完結
「その時に、俺の良さに気付いても遅いんだからな」


暁夜の良さに、あたしはちゃんと気付いてるよ。


気付いていても、あたしは暁夜のことを、、、選ばない。


暁夜でも、凜くんでも、、、あたしは、他の誰でもダメなんだ。


あたしは、星夜じゃなきゃ、、、ダメ、なの。


「なら、あたしは、、、暁夜に彼女が出来る前に、星夜のことを幸せにして見せる」


そして、あたしも、、、幸せになってやる。


「勝負、だな?」

「あたしは、負けないよ?」


暁夜の言葉に、あたしは挑発的に言う。


「俺だって、負けねぇよ」


そう言い、暁夜はあたしの髪をグシャグシャにする。


そして、、、


「ぜってぇ、幸せに、、、なれよ」


そんな言葉を、あたしにくれる。

< 202 / 295 >

この作品をシェア

pagetop