Shining Moon&Star's 完結
ホントに、、、


どうしてあたしは、この人の、、、


暁夜の手を、握れないんだろう。


そう、思わずには居られなかった。


「じゃあ、な。お前も早く、帰れよ?学校に変な女が出るなんて、噂になるから」


そんな冗談を溢し、暁夜のは職員室を出て行こうとする。


「バカ。変な女じゃなくて、可愛い女が出るんです!」


あたしは、遠ざかる暁夜の背中に向って言う。


「可愛いって、キャラかよ。変なババァが出るって言われなきゃ良いな」


そう言い残し、軽く手を振り、暁夜は職員室を後にした。


ババァって、、、


あたしはまだ、20代だっての!!


それに、あたしがババァなら、暁夜はクソジジィだ!!

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