Shining Moon&Star's 完結
それは隣の席のあたしの耳にも、ちゃんと届いていた。


あたしは暁夜の言葉が何に対するものなのか、考える。


でも、あたしはその答えを、、、導き出せない。


「、、、ごめん」


だから、いろんな意味を込めて、、、


そんな言葉を、暁夜に向けた。


それに、フッと笑う暁夜。


「なんで、謝んだよ」


なんでって、、、自分でも、意味はわかないけど、、、


だけど、その言葉しかあたしには浮ばなかった。


あたしは、暁夜に視線を向ける。


暁夜もあたしのことを見ていて、自然と視線が交わる。


そして、、、あたしは、また、、、


その暁夜の視線から、逃げられなくなるんだ。


どんなに、逸らそうとしても、、、


、、、どうしても、出来ないんだ。

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