Shining Moon&Star's 完結
「、、、同じ?」

「あぁ。俺には、、、雫月しか、居ねぇんだよ」


有紗は、星夜の言葉に俯き、グッと下唇を噛み締める。


「でも、お前は俺にとって大事な仲間だ」


その星夜の言葉に、、、有紗は、また顔を上げる。


「だから、、、お前のことを嫌いにさせんなよ。俺は、お前のことを嫌いになりたくねぇ」


有紗の頬に、涙が零れる。


「頼むのから、、、これ以上、バカなことすんなよ。お前が苦しくなるだけだろ」

「、、、もう、、、遅いよ」


星夜の言葉に、有紗は諦めたような瞳をする。


それに、星夜も辛そうな顔を浮かべる。


、、、遅い?


あたしはそんな2人とは裏腹に、拳を握る。

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