Shining Moon&Star's 完結
だから、暁夜があたしから視線を逸らすことを願ったのに、、、


なのに、暁夜も一向にあたしから視線を逸らしてくれない。


「最近。、、、兄貴がまた、昔みたいに笑うんだよ」


そう言い、暁夜は自嘲的に笑う。


その言葉は、あたしに向けられたモノなのか?


わからず、あたしは暁夜に返事を返すことが出来ない。


「なぁ?兄貴と、、、また、会ったのか?」


暁夜は、あたしのことを責めているわけじゃない。


ただ、聞いているだけ、、、


なのに、どうして、、、こんな気持ちになるんだろう。


まるで、自分のことを否定されているような、、、


言葉では言い表せない、モヤモヤとしたモノが、、、


あたしの中で、渦を巻く。

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