Shining Moon&Star's 完結
涙と雨。そして、晴れ?
それから、どれくらい経ったのか、、、


あたしの携帯が鳴った。


携帯の画面には"星夜"と、表示されている。


「、、、もしもし」


そう言い、電話に出る。


電話越しに車の走る音が聞こえ、星夜もまだ家に着いていないことに気付く。


『有紗のこと、警察に届けて来た』

「そっか」

『雨振る前に、家に帰れた?』


星夜は、あたしが家に居ると思っているのだろう。


まぁ、あれから良い時間が経った。


今、ここに居ると言ったら、、、


星夜は、心配するだろうか?


「、、、うん。大丈夫だったよ」


あたしは、星夜に心配を掛けないように、そんな嘘をついた。

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