Shining Moon&Star's 完結
『ごめん。もしかして、寝てた?』


少し、申し訳なさそうに星夜が尋ねる。


「ううん。今、遥の家から帰って来たとこ」

『そっか。俺も凜たちと呑んでて、今帰って来たとこ』


何が可笑しいのかわからないが、同じことをしていた自分たちにフッと笑みが零れた。


「お帰り」


一緒に居ないけど、そんな言葉を掛けた。


それに、、、


『ただいま』


そう照れくさそうに返事を返す、星夜のことを愛おしいと思う。


『あの、さ?今週の土日、時間ある?』


少し気まずそうに尋ねる、星夜。


あたしは部屋に飾られている、カレンダーに目を向ける。


、、、特に予定はない。

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