時空を超えて…
はじめまして!
「ねぇねぇ」
猫目の可愛い男の子が
隣に座る帆高 景斗 の肩を叩いた
猫目の子は青風 美琴
帆高 景斗は切れ長の目に茶髪
「なんだ」
「隣のクラスに、あの蒼が居たよ。タイムトラベラーの」
意味ありげに微笑んで覗き込む美琴に
少し顔をしかめた景斗は聞き返した
「タイムトラベラーの蒼って、
あの蒼か⁇」
「そうだよ、気になったから話しかけようとしたのにさ〜。親友みたいな女の子に睨まれて行けなかったんだよ……」
怖かったな〜。
ちょっと声を掛けようとしただけなのにさ……。
いじける美琴を慰めるように、
景斗はふわふわの髪の毛を撫でた