fine true happiness
「何?」
雅人の正面へ腰かけた。
「彩 ごめんな」
「何よ!いきなり
今さら もういいじゃん!
終わったことだし」
それを言った瞬間
あたしの中で何かが プツリと切れた。
平気で話せてる。。。
「いつからここへ?」
「2年ちょい前かな
あたしね」
ウエディングプランナーとして 入社したことから 辞めるまでのことを雅人に 話した。
「それで きっぱり辞めたわけ?
続けてたら 今頃は一つや二つ 新郎新婦を送り出したりしたんじゃないの?」
「耐えれない あたしが耐えれると思う?」
「まぁ 確かに…」
「ち・ちょっと!そこは 嘘でも
否定…」
あっ…ばか!調子にのって
【否定しなさいよ!】なんて
前のように 言うところだった。