fine true happiness
4年前 課長に呼び出された。
とうとう来たか…
やっぱりオレだったのか…。
-----シンガポール行き
「来月から シンガポールに設立した会社に
助っ人として 亀井くんに 行って欲しい」
課長の出した条件は
夢のようないいものだった。
今より給料もアップ
向こうの部屋代・光熱費すべて
会社もち。
申し分ないもの。
ただ…期間が決められてない。
と言うことは いつ帰ってこれるのか…
わからない。
「早くて3年 遅くて5・6年かもしれない」
「もし 彼女がいて
連れていくなら 連れていってもいい」
課長は 転々と条件を 並べる。