fine true happiness


小嶋さんに 導かれ 駐車場へ・・・


そこには 小嶋さんの黒塗りの
いかにも『高級車です!』
みたいな車が…。


さすが弁護士…お金持ちだね。



「どうぞ」


開けられたドア
中からほんのりスカッシュの香りがしてきた。


運転席に 座ると いきなり


「はぁ~」


と ため息付いたかと思うと



「ヤレヤレ」


と 呟いた。


へっ???小嶋さんって
こんな性格だったんだ。


あの時 無表情だったけど
今は 何となく【ワル】
を 感じられる。


「君も 仕方なしに参加したパターン?」


「えっ?」


そうですけど?
君も?と言うことは…?


「なんで それが わかるんですか?」


「普通 飲み屋のママしてます!とか
堂々とデカイ声で 言わないし
結婚したら 辞めます!とか
普通は 合わせてでも
言うよね?」


そんな…あたしデカイ声出してないですけど?






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