fine true happiness


それから 数日後のこと。


どこで聞いたのか
小嶋さんがあたしの店へと
やって来た。


「どうしてここが?」


「会いたくて 君の実家へ連絡して
調べたんだよ
オレからの 連絡無視するからさ」


「だって 小嶋さんと この先
会う気なんて 更々ないし」


「キツいなぁ~…
そんな女 始めてだよ」


「女だったら誰でも
自分の言う通りになると 思わないでね」


「いや~いいねぇ~
怒る顔も 素敵だよ」


「ねっ!あなた ホントにお医者さん?」


「そうだよ」

「まぁ いいけど」
お客として来た小嶋さんを
追い返すわけにも
いかず…。


お客様も まだ そこまで 多くないから
【仕方なく】
ホントに
【仕方なく】
相手をしてた。




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