君花
女の子は毎日空き地に来ては、水をやってくれた。



「早く咲かないかな。」
女の子はつぶやいた。

「早く咲けないかな。」
花もつぶやいた。






キレイに咲いた私をこの女の子に早く見て欲しい・・・・。


花はその思いでいっぱいだった。


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