新撰組 『時が変わろうとも』
「原田さんは床掃除。拾った野菜はここに置いてください。平助君は米の処理。この箱に入れてください。ちゃんと回りに落ちてるやつも拾ってくださいね。永倉さんはまな板の上にある得たいの知れないものを片付けてください」
「「「はい」」」
(誠、土方さんより恐いかも)
と密かに平助は思っていた
「あれ?ちゃんと夕飯が出来てる」
そろそろ終わる頃に沖田さんが来た
「おう!総司!俺らの飯がそんなに食いたいか?」
と、顔を緩めながら沖田さんに話してる
「別にぃーそもそもこれ作ったの誠君でしょ?」
びくっ!と馬鹿三人の肩が上がる
「いいえ、そこの馬鹿三人も手伝ってくれましたよ」
「誠、誉めてんの?貶してんの?」
「どっちもです」
「神埼、そいつらを誉めても良いことはないぞ」
「あれ?いつのまに一くんいたの?」
「斎藤さんは初めからいましたよ?」
「「「えっ!!??」」」
「斎藤!てめぇ影薄いわ!」
「だって一くん」
楽しそうに斎藤にいう沖田さん
「それより幹部なのに気づかないのはどうかと?」