新撰組 『時が変わろうとも』
「神埼誠です」
私が自分の名前を言った瞬間、近藤さんの目が見開いた
「誠と言うのかね?」
「?はい」
誠ですけど何か?
「そうかそうか!いい名だ!」
「ありがとうございます」
「近藤さん、そんな話はいいんだよ!
で、結局お前はどこから来た」
何て答えればいいんだ?ここは正直に言うか?
さっきはつい黙ってしまったけど、嘘言って斬られるよりましか
「信じていただけないかもしれませんが、
私は未来から来ました」
「は?」
「へ?」
「え?」
三人とも似たような反応だ。面白い
「そんなもん、信じれるわけねぇだろ!」
「僕は信じますよ。だって彼嘘言ってる目じゃないですもん」
「うるせぇ総司!てめぇは黙ってろ!」
沖田が拗ねた。頬を膨らまして。
沖田がやると可愛いからいいけど、もし土方がやったら
ウェ、想像したらヤバかった。
「お前今失礼な事考えてたろ?」
「そんなことありません」
何でこいつ分かったんだよ!エスパーか?