新撰組 『時が変わろうとも』
他の人から見ればあれは私が殺したようには見えない。
けど、私と母には私が殺したように見える
中学生の頃
その日は私の誕生日だった。
父の仕事がいつもより遅く終わった。
家で待っていた私と母に電話がかかってきた。
父からだった。
「今から帰るから!」
「もー!遅い!早く帰って来て!早くよ!」
「ああ、分かってるよ」
電話をきった。
「そんなに急かさないのよ」
「だって~」
父からの電話から10分たった。
また、電話がかかってきた。
「はい、神埼です」
「え?」
どうしたんだろ?
「誠、出る準備して!すぐに!」
「え?何で?どうしたの?」
「お父さんが事故にあって、病院に運ばれた」