新撰組 『時が変わろうとも』
なにここ!どこここ!
いや、台所だけどさ!何でこんなに汚ないの?
朝作ったときはあまり見てなかったから気づかなかったけど、酷すぎる
「はぁ、やるしかないか」
まずは、この鍋の中身からやろうかな
どんどん鍋の中身を捨てていく
「次は棚かな」
棚を開けると、ほこりだまう
「ほんと、どれくらい掃除してないの」
一番下の棚から掃除していく
「やっぱり、一番上は届かないか。台があればいいけど、そんなものないし」
「おぅ!誠なにしてんだ?」
「原田さんいいとこに来ましたね!この棚の一番上を掃除してもらえませんか?」
「な、何で俺が」
「ちょうど原田さんが来たので」
「だからって何で俺が」
イライラしてきた。
「もとわと言えば、最初からあなた達が綺麗に使っていれば、こんな事にはなりませんよね?
鍋の蓋を開ければいつ作ったのか分からない味噌汁。なぜか足袋も入ってるし。台所はゴミ箱じゃないんですよ?分かったら黙ってやって下さい」
「はい…」
原田は誠の迫力に負けた