新撰組 『時が変わろうとも』
無理やり引っ張られて連れてこられたのは、
「いらっしゃい!お!沖田さんに斎藤さんじゃないか!」
いかついおじさんがやっている甘味店だった
「おや、今日はもう一人いるじゃないか!
綺麗な顔してるね」
「初めまして、神埼誠です」
「俺は銀だ!よろしくな!」
銀さんはいかつい顔だけど、優しい人だと思う
「さぁさぁ、座りな!注文はなんだい?」
「僕はみたらし2つと、草餅3つ!二人は?」
「俺は草餅1つ」
「俺も斎藤さんと同じもので」
「あいよ!ちょっと待ってな!」
あのーすみません
「モグモグ、モグモグ、モグモグ」
ほんとに、ほんとに誰でもいいんで、
「モグモグ、二人はもう食べないんですか?
モグモグ」
「ああ」
「こんなに美味しいのに。銀さん!みたらし追加5つ!」
ほんとに誰でもいいからこの人を止めて!
沖田さんの前には山積みにされた皿が2列
もう沖田さんの顔が見えないくらい