新撰組 『時が変わろうとも』

「どうしたんです?そんな怖い顔して?」

あははっと笑う沖田さん

すいません、沖田さん。空気読んでください!

「もともと鬼みたいな顔をしてるのに、さらに鬼の顔になってますよ?」

もうほんと黙ってください。

「誰のせいだと思ってやがる…」

うわぁー、すごい声低いんですけど

チラッと斎藤さんを見る。どこか沖田さんに呆れているようだ

「さぁー、誰でしょう?」

もうお願いだから、それ以上言わないで!喋らないで!

「おめぇらのせいだよ!今何時だと思ってる!どこほっつき歩いてたんだ!」

「決まってるじゃないですか!甘味屋ですよ!」

この人めっちゃいい笑顔で言ってるよ

「誰の金だ?」

「土方さんのです!」

すいません、それ初耳なんですけど!

え、何で勝手に人の金つかってんの!?ビックリなんだけど!

「!!」

斎藤さんも知らなかったらしい

「総司てめぇ…」

「すいません副長、副長の金だとしらずに」

「すみませんでした 」

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