新撰組 『時が変わろうとも』
歓迎会
それはもうどんちゃん騒ぎ
近藤さんはお酒飲みすぎて顔を赤くしてるし
その隣で土方さんは黙々と飲んでるし
原田さんは腹躍りをし始めた
それをみて笑う永倉さんと平助くん
「なんでこうなる」
スースーと横から聞こえたから、左を向くと沖田さんが寝ていた
まったく、
「沖田さん、こんな所で寝てると風邪ひきますよ?」
「むにゃむにゃ」
「ぐえっ!!」
く、苦しい!苦しい!沖田さん苦しいです!
沖田さんがいきなり俺の腰に抱きついてきた
「んー」
さらに力を強くして抱きついてきた。
痛い!痛い!骨が!メキメキいってる!折れるから、ほんと折れるから!
無理やり沖田さんを俺の腰から引き離した
「痛てて、ほんとどんだけ力強いんだよ」
あー、なんか俺も酔ってきた
風にあたってこよ
人部屋から出て、縁側に座る
「風が気持ちい」
しばらく風にあたっていると
「何をしている」
「斎藤さん」
斎藤さんは静かに隣に腰をおろした