新撰組 『時が変わろうとも』
風邪
「ゴホッ、ゴホッゴホッ!」
あーもうだるい。動きたくない
しかも何か熱いし
これは完全に
「風邪を引いたな」
もうほとに風邪は嫌いだ。
「ゴホッゴホッ!」
くそっ!あいつらのせいだ
遡って昨日
朝ご飯の片付けも終わり、井戸の近くで洗濯物を洗っていた
「今日も多いなー」
全部洗い終わり、竿に服を掛ける
「よし!出来た!次はっと…」
不意に自分の周りが暗くなった。不思議に思っていると
ザバーン!
「…… 」
「どうだ?誠!涼しいか?」
「涼しいに決まってるだろ。新八」
「そうだよ、新八っつぁん!」
こいつら、絶対許さん
「おいゴラ、お前らは馬鹿か?お前らには季節感ってものがねぇのか?ああ?今春だぞ?
お前らは暑くても、俺は暑くねぇんだよ。
何ならお前らも水被るか?ちょうど井戸もあるしよ」
「え?誠?」
「やべー、怒らせちまった!」
「ま、誠。さすがに井戸は…」
「「「ギャーーー!!!」」」
そのあと3人が井戸に落とされたのはゆうまでもない