新撰組 『時が変わろうとも』
ふわふわする。なんか暗い
「ここどこだろ?」
辺りは暗くて何も見えない。
「下手に動けないしな、どうしよ」
フワッ
背後に何かが現れた。
「何あれ?光?」
「ま…き…ろ。まこ…」
「人だ。何か言ってる」
すごく気になる。なぜか光の所にいる人に呼ばれているような気がする
「行ってみようかな」
少しずつ、近づいて行く
「まこ…おき…ろ」
だんだんはっきり聞こえてきた
「まこと、おきろ」
まこと?私の名前だ。何で私の名前を?起きろって何?
あと少しの所で、その人の手が伸びてきた
この手を掴んでもいいのだろうか?
考えるよりも先に動いていた。
その人の手を掴んでいた。
「やっと起きるな」
この人は誰だろ?
疑問に思いながら光に包まれた