新撰組 『時が変わろうとも』
あれから4年も経てば感情を抑えることも簡単にできる。
そのお陰で学校では一人
いじめられっ子だ。
ま、それももう慣れたけど。
今日は学校は休み
今日は特に用事もない。
ふと、中庭を見た。
そこには大きな木がある。父が私が生まれた年に植えた木だ。
暇な日はいつもこの木の上で寝ている。
「今日は寝ようかな」
軽い足取りで木に登った。
「やっぱり落ち着く」
そう言って眠りに落ちた。
私が寝た瞬間、私を光が包み込むように光った後、私の姿が消えてしまった事を、誰も見ていなかった。