新撰組 『時が変わろうとも』
負けた…斎藤さんの誘惑に負けた…
飲みたくない、でも飲まないと連れてってもらえない
ええい!ここは勢いだ!
水と薬をグビッと一気に飲む
「うげぇー、まずい…」
チラッと斎藤さんを見ると満足げな顔をしていた
なんか悔しい
「飲んだな。風邪が治ったら連れてってやるからな」
「約束ですよ」
「ああ。では俺は仕事に行ってくる」
「はい。看病していただいてありがとうございました」
「構わない。ゆっくり休め」
そう言って仕事に行った
そのあとゆっくり寝ようと思ったのに、まさかのあの3馬鹿が来た
「誠!風邪大丈夫か?」
「普段頑張りすぎなんだよ!」
「俺たちも手が空いてたら手伝うぜ!」
ありがたい。ありがたいけど風邪を引いた原因はお前らだよ!
「ありがとうございます」
けど俺は今は怒る気力さえないから、嫌々お礼を言った
そのあと3馬鹿は俺の部屋で(←斎藤さんの部屋)
さんざん騒いでから出て行った
「結局あいつらは何しに来たんだ…」