新撰組 『時が変わろうとも』
誠の目には沖田しか映ってないのだ
回りのものを視界に入れず、沖田を倒すことだけに集中している
「こらはまた、厄介なことになったね」
そう言いながらも沖田は楽しそうだった
ダンッと最初に攻撃をしたのは沖田だ
沖田は思いっきり木刀を降り下ろす
しかし誠に止められる
「さすが誠君だね。でも守ってばかりじゃ勝てないよ!」
沖田は後ろに下がり、また打ち込む
今度は木刀を脇腹めがけて振る
しかし、目の前にいたはずの誠がいなかったのだ
「えっ?」
一瞬戸惑った沖田だが、上から気配を感じて上を向くと
「くっ…!」
誠が上から攻撃してきたのだ
誠は沖田の一瞬の隙をみて上に飛んでいたのだ
沖田はぎりぎりで誠の攻撃を受け止める
「ほんと、本気の誠君はすごいね」
「沖田さん、俺はまだ本気なんて出してませんよ!」
誠は沖田と距離をあける。しばらく、お互いなにもせずに、睨みあっていた
「誠君、これで最後だよ!」
そう言うと沖田は誠に三段突きの構えをした
そして一気に距離をつめる
二回とも誠にかわされたが、最後の突きで誠が体制を崩した