新撰組 『時が変わろうとも』

で、ほんとにこの人はどれだけ団子を食べればいいんだ…

「モグモグ、誠君、モグモグ、もう食べないんですか?モグモグ」

「はい、あなたを見てるだけでお腹一杯です。あと、口の中に入れたまま喋るのは止めて下さい。喉つめますよ?」

「モグモグ、大丈夫!モグモグ、大丈グフッ!」

「言ったそばから…」

大丈夫とか言いながら喉に団子がつまった沖田さん。

優しく沖田さんの背中を擦る

「大丈夫ですか?」

「ゴホッゴホッ!あー、びっくりしたー。もう大丈夫だよありがと」

それでも尚団子を食べ続ける沖田さん

どんだけ好きなんだ…

「まだ、食べるんですか?もう寝るだけですよ?」

「うん!寝てる間にお腹すくからね!」

この人の胃はブラックホールだ。間違いない

「おめぇらなにしてんだ。もう寝る時間だぞ」

「土方さん…」

「神埼どうしたって、総司!何こんな時間に食っていやがる!」

「嫌だなー土方さん。モグモグ、見て分からないんですか?団子ですよ?モグモグ」

「分かるわ!てか、お前団子食いながら喋るな!」

< 86 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop