新撰組 『時が変わろうとも』
いや、まさか、でも、髷に袴に刀
全てつじつまが合う
「やっぱりタイムスリップ」
これからどうしよ、家もないし知り合いもいない
黙々と考えていたせいか前から来る人に気づかなかった。
ドンッ
「痛な、この坊主!ちゃんと前見て歩きやがれ!」
「あー、すんません」
てか、坊主?私は男に間違われてるのか?
「何だその謝りかたは!俺様に向かって許さんぞ!」
いや、あんた何様だよ。ただの武士だろ?
「何~」
おっと、声に出してしまった。
「俺をバカにした罰だ、ここで死にな」
刀を抜き斬りかかってきた
けど、私は冷静だ。なぜなら
ドスッ ドカッ バタン
「弱っ!よく武士だって言えるよ」
私は空手をやっていたからだ