新撰組 『時が変わろうとも』
「こちらの部屋に来るはずやった芸子が体調を崩して来られへんようになりまして」
そうなんだ。大丈夫なんだろうかその芸子さん
「それは構わない」
「へぇすんまへん」
近藤さんが芸子さんに優しくいった
「あ、いいこと思いついた…!」
ふと、横にいる沖田さんが呟いた。その顔は小悪魔いや悪魔そのものだ
「お、沖田さん?」
「誠君、じっとしててくださいね?」
怖い、何されるか分からないからものすごく怖い
「土方さん!芸子が一人足りないんですよね?」
「ああ、そうだが」
「僕にいい案があります!」
ま、まさか!
「誠君が芸子になればいいんですよ!」
やっぱりか!やっぱりそれか!だいたい分かってたよ!
「誠が芸子!?」
「いいじゃねぇか!」
「そうだな、たまには女の格好をすればいい」
土方さん余計な心遣いありがとうごさいます
「すまねぇが、こいつを芸子の格好にしてくれねぇか?」
「よろしどすぇ」
「嫌です!斎藤さん!」
「いい経験だ」
「斎藤さんまで!」
「さぁ、こちらえ」
「いーやーだー!!」
こうして俺はズルズルとひこずられて部屋から出た