新撰組 『時が変わろうとも』
「と、言うわけで着替えましょうか?」
「ぎゃぁぁーー!!」
この時の芸子さんの笑顔を俺は絶対に忘れない
「皆さんお待ちどうさんでした」
「おお!やっと来たか!」
すっごく入りたくない。もう帰りたい
「何してはるの?はよ入り」
「ぎゃぶ!」
すんません。いきなり手を引っ張るから、変な声出たじゃないですか
「いきなりびっくりするじゃないですか!」
「なかなか入らへんからやろ?」
ニコッと笑って言われた。芸子さん恐るべし
「ま、誠?」
突然名前を呼ばれた。声のした方へ顔を向けると、永倉さんが顔を真っ赤にしてこちらをみていた
「ほんとに誠か?」
「そうですけど?」
「ほんとに誠!?元が綺麗だとさらに綺麗になるんだな!」
言ってる意味がよく分からない
「新八は褒めているのだ」
斎藤さんいつの間にそこに移動したんですか
斎藤さんはなぜかは分からないけど、部屋の隅にいた
「永倉さんありがとうごさいます」
「いや~ほんとに美人だな!な!平助!」
一斉に平助君を見る。等の本人は…
「あのー平助君生きてますかね?」
それはそれは石のように固まっていた