アナザー・ミー
まぁ、何となく察しはついてると思うけどそのカードケースに入ってるカードをそこに差し込めばそのカードの効果を使うことが出来るんだ。それじゃあ、チュートリアルと行こうか。」

気がつくと目の前に、黒い物体が2つ。両方とも人の形をしていた。

「何あれ?」

「あれは模擬戦のために、研究開発した影だよ。」

「影?」

「向こうの世界に行ったら、君はこの影と戦わなくちゃいけない。そんなことよりもいいの?影達が襲いに来てるけど?」

「ッ!?」

速い!あっと言うの間に距離を詰められ、強烈なボディーブローをかまされる。ノーバウンドで5メートルは飛ばされたか、受け身もまともに取れずに背中から地面に叩きつけられる。一瞬息が止まった。

「ゲホッ!ゴホッ!ってあれ?あんま痛くない?」

「あ、いい忘れてたけどそのスーツは衝撃を吸収することも出来るだよ。」
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