俺様王子様
頑張って笑ったはずなのに、そんな気持ちとは裏腹に涙がじわっと溢れた。
「…無理しなくていいよ」
いつもは未月の前で思い切り泣けばいいのにって言う三咲くんが真逆のことを言うから、余計に泣けた。
そんなあたしを三咲くんはふわっと抱きしめた。
「…いっぱい泣いていいから」
未月以外の人に抱きしめられてびっくりしたけど、それ以上に三咲くんの腕の中があったかくてそっちのびっくりの方が大きかった。
しばらく泣いた。
「…三咲くんってあったかい」
あたしがポツリと呟いた。
「…泣き止んでから言うセリフ?それ」
三咲くんは笑った。
「だってあったかいなーって思ったんだもん」
「…そりゃーいつも桜村さんを見てるからね」
三咲くんはそう言ってあたしをぎゅっとした。
「…無理しなくていいよ」
いつもは未月の前で思い切り泣けばいいのにって言う三咲くんが真逆のことを言うから、余計に泣けた。
そんなあたしを三咲くんはふわっと抱きしめた。
「…いっぱい泣いていいから」
未月以外の人に抱きしめられてびっくりしたけど、それ以上に三咲くんの腕の中があったかくてそっちのびっくりの方が大きかった。
しばらく泣いた。
「…三咲くんってあったかい」
あたしがポツリと呟いた。
「…泣き止んでから言うセリフ?それ」
三咲くんは笑った。
「だってあったかいなーって思ったんだもん」
「…そりゃーいつも桜村さんを見てるからね」
三咲くんはそう言ってあたしをぎゅっとした。